実はこの話も「まともな人・・・」ネタであることに気が付きました。
ほんと私、ロクな話ねぇし。

先週の金曜日、いつものごとく会社の先輩であるF氏に夕食に誘われた。
このF氏、暇な上にどうやら私に惚れている為、週末によく誘いをかけてくる。

「私に惚れている」等と書くと、私がいかにもいい女の様に思えるが、それは全くもって幻想以外の何者でもない。前の日記でも、多分来週掲載するであろう日記にも書いてある通り、私は至って普通(よりタチ悪し)な女であり、人気者になる要素等一つも持ち合わせてはいないのだ。

しかもこのF氏、当たり前のごとくいい男等ではけしてなく、むしろ私的にも、たとえ世界で二人きりになったとしてもお相手は勘弁して頂きたい様なお方である。
ルックスを抜きにしろ、いくら私とはいえ「花とゆめ」(少女漫画雑誌/対象年齢中・高校生)を買う26歳男性は無理だろう。

確かに私も漫画は好きだ。もうそろそろ入荷したかな?と発売日の早朝コンビニにだって走るし、花とゆめ作家のコミックスだって買う。
花とゆめならむしろ雑誌もチェックしたいぐらいだ。
私のその漫画における知識と蔵書量たるや、西村知美に勝らずとも劣らないだろう(一部誇張表現有り)。

しかしそれが男なら話は別物。
別に男性が少女漫画を読むのはどうだろう、という話ではなく、私を男にしたようなヤバイ奴とは絶対に付き合えないだろうという意味であり、いや自分が男ならもっとましな人生を歩んでいてもらいたいものだが、まぁそういうことなのだ。

少女漫画ネタで、私の話にどこまでもついてこれるあたり只者ではないと認めるが、同時に引いてしまう感は否めない。
もともと、彼と友達とまでは行かずとも親しくなった理由が、会社の人間に対する価値観が同じことと漫画ネタなので、仕方がないと言えば仕方がないのだろうが、ある程度の度を越すと、それすらも過ちだったと今更ながら後悔の嵐を航海中だ。
そのアドベンチャー&デンジャーさ加減はカリブの海賊も真っ青のことと思う。

F氏は、性格の面で見てもけして悪い人ではない。
私に対しては優しいし、むしろいい人だろうとは思う。
けれど彼は、私が出会ってきた人々の中で、他に類を見ない程の正直者であり、賢い皆様方にはもうおわかりだろうとは思うが、これがけして誉め言葉ではないところが曲者なのだ。

正直者は損をするってこのことだったのね・・・と教えてくれなくてもよかった事実を、その身を持って教えてくれた彼は、私の間で「毒製造マシーン」等と称されているなんて夢にも思っていないだろう。

彼は私ですら「おいおいおいおい」と思うようなことでも平気で口にするし、上司に対してもその姿勢は一貫して変わらない。
常識的に考えて、会社的に見れば、いわゆる出世できないタイプの人間だろう。
唯一の救いは、彼が我が社にとって非常に優秀な人材である為、上の人間も下手に手を出せないというところか。

人生観は人それぞれである為、彼の人生もそれで損をしているとは一概には言いがたいが、私から見れば、はっきり言って損だらけの人生を歩み、歩んで行く筈だ。
正直すぎて、心の声を間髪いれず垂れ流しにする彼は、サトラレそのものという他ない。
少なくとも彼がオダギリジョーの中身・外見を有していたら、人生は180度変わっていたであろうに。

しかし逆に考えれば、彼には裏がないということであり、腹の中はドス黒く上っ面だけで笑うような人間よりよっぽどタチが良いと言える。
皆が思っていて、しかし実際には口に出せないようなことも、真っ先に切り込み隊長としてその本領を発揮してくれる姿は勇ましい限りだ。

そんなF氏は人間として、友達としてもとても好きなタイプであると言える。

しかし正直すぎるという単語は、得てして無神経と置き換えることができるというもの。
恋愛において、いや彼氏としてその無神経さ加減は全く必要のないものだろう。その事実が彼をますます敗色濃厚にさせている事実も否めない。


☆・・・☆・・・☆・・・☆


ああーー、今日もまた前置きだけで終わってしまって、予告編の内容まで全然触れていないよーう。
しかしながら、いつものごとく腰掛けOLの都合により、来週に持ち越しです。

今週はいっぱい仕事をさせられて、暇がなかったなぁ。
どうやら本格的に私を仕事させる計画始動中らしいです。いや、知らないけど。

ではまた来週。つづき・・・書けるといいナ・・・。

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