今日で本当にお別れのメガネ君。
結局私は、話し掛けることすら出来ずに終わってしまった。
もとい、終わろうとしている。

おとつい、F氏に与えた指名の報告がきた。
今更落胆するほどではないが、やはり彼女持ち。
しかも147cmと非常に小柄で、女性の容姿に厳しい目をしている
Y先輩から見ても、とても可愛い女性だという。

想像するからに、可愛い上とても華奢で女らしい女性なのだろう。
164cm、初めて会う人によく
「・・・ハーフ?え?外人?」
といわれる容姿の私とはきっと大違いだ。

私の場合、ハーフと言われても、明らかにヨーロッパ成分を
含んでいない所がミソである。友達にさえ
「絶対南の暑い国の血が混ざってるよね!」
と断言される私は、どうやらインドやフィリピン、マレーシア等
その辺りの人に見えるらしい。

その国々の人はもちろん美人も多数いらっしゃるが、
私に関しては別にそういう美人系だよねと言われているわけでは
ないので、なんの自慢にもなりはしない。
寧ろ、顔が濃い人が苦手な私自身が顔が濃いと言われているだけので、
言われるたびにアンニュイな気持ちになるのである。

残念ながら、私は未来永劫日本人のつもりです。

それはさておき、昨日。
新しいネタを入手することに成功した。
もちろんF氏経由なのであるが、どうやら彼は今、彼女と別れる危機に
瀕しているというか、軽く振られた的なことを言っていたという。
どうやら敗因は、多数のイベント事、決定打としてWデーを失念して
いたことによるものらしい。

マジですか!?
本当かどうかなんて分からないけれど、
私の中で消えかかっていた炎が再燃。
と同時に、なにもできない自分が余計腹立たしく、
せつない気持ちになった。

昨晩飲みながら、それを友達に報告。
「でもさぁ、別れたからって147cmっていうチイサイズの
 可愛い彼女がいた男が、アンナみたいに、でかくて肉感的な女に
 惚れるわけないと思わない?」

・・・・すっげー、ごもっとも。
でもお言葉ですが、154cmのあなたから見ればでかいでしょうけど、
今は普通ですわよ?

されど少々反抗の意を示したところで、事実は覆らないのが現実。
分かってるけどね。
でも好きになったの。
2週間前よりも1週間前よりも、ずっと好きなの。

F氏によると、F氏自身は仕事先で会うかもしれないけど、
彼がうちに常駐することはもう二度とないだろうとのこと。

どうしよう。
私にとっては、本当に二度と会えないってことだ。

それでも自分では言う勇気がない私は、昨日F氏に頼んでしまった。
「すごくタイプです。というか好きですって伝えて下さい・・・」

しかし、友達にそれも一蹴。
「あんたねぇ、自分で言う方が感じ良いって!普通に悪い気は
 しないからさ。
 伝えてもらっただけじゃ『はぁ、それはどうも』ぐらいでしょ?
 それで返事貰えるとでも思ってんの!?」

全く持ってその通り。

「このまま二度と会うことないんだったら、振られたって顔合わせて
 気まずいとかないんだから、勇気もっていけ!」

けして『大丈夫。いける』って言ってくれないのね。

しかしながら、彼女達にかなり後押しされた私は、今日、
初告白する・・・かもです。

無謀なのは重々承知。
けして付き合えるとは思っていないけれど、
このまま何もしないでは終われない。
きっと10年先まで後悔するわ。
直接言われて傷ついたって、何事もきっと良い経験。
女の株だって上がるもの!
ガンバレ、私!

盛り上がってはみたものの、常に回りに人がいる彼。
おまけに部屋が違うため、席を外す瞬間も不明。
言うチャンスは本当にあるのだろうか・・・。
メガネの彼。
今現在も常駐中。

彼に会いたくて会いたくて、無理やり雑用を作っては上に行く私の姿は
乙女モード全開。
久々に会社で女を意識してしまう自分が、ちょっと嬉しかったりする。

でもやはり近々に帰るらしいのです。
それはもしかしたら今日かも知れない・・・。

嗚呼っ、どうするの?
どうしたいの?私。

とりあえず、はっきりいつ帰るのかと彼女持ちかどうかを聞き出すという重大任務を
今日改めてF氏に頼んだけれども・・・。
今度は忘れましたじゃ済まさないからな!!

月曜日も彼が来ることを祈りつつ、土日をダイエットに捧げてみます。

と、とりあえず今日は焼肉でジュースなの(F氏の奢り)・・・。
ビールと言えない所がつらい下戸でっす。
先週一週間、ルックスダメ男しかいない我が社に、なんといい男が常駐していた。

細くスラリとしたスタイル。
明らかに仕立てのよさげな濃紺のスーツ。
何より私の心を捉えて離さないお洒落メガネ。
そしてメガネから覗くお顔の美しさ。

私は「どういう男がタイプなの?」と聞かれれば、即答で「メガネ!」と答える程メガネ君が大好きである。
しかし、当たり前のごとくメガネをかけていれば誰でもいいわけではなく、元がかっこいい男がメガネをかけているのが好きなわけで、メガネは単なるオプションにすぎない。
ただ、タイプ度80%以上の男性なら、メガネをかけることによって100%に上昇するぐらい、私の中ではメガネは大きな割合を占めている。

もちろん彼は、私のことをまだ把握しきれておらず、メガネなら誰でもいいと思っているらしい友達から紹介される彼らと違い、私の中で120%の地位を築きあげている程、タイプだった。

しかも彼のバックグラウンドもまた良かった。
仲のよい先輩F氏の話によると、キムタクがCMに起用されているPCメーカー(PCに限らないが)Fのグループ会社のジュニアで、今は同じグループの別の会社に勤めておいでだが、お家はさすがの名家。

確かに。
溢れんばかりの気品。
そしてノーブルな身のこなし。

しかしながら、彼はSEとしてやってきているわけで、一階に住まう私との接点と言えば、IDカードをお持ちでない彼に「おはようございます(はぁ〜と)」とドアを開けて差し上げることぐらいしかない為、身のこなし等については美化120%な気もしないでもないが、そんなことは些細なことだ。

私は彼に恋してしまった。

友達にその話をしたところ
「ジュニア?ジュニア系は遊んでるってー。毎晩こんなだよ?」
どかっと帝王座り。そして両手は女の腰に。
「しかも、普通に彼女もいるでしょ」

そうよね・・・。
もてるわよね。
ジュニアだし、あんなにかっこいいんだし。
モデルばりに綺麗な彼女もいて当然よね。

おまけに私はここ最近、急激に体の面積を増やしてしまったため、着れる服も少なくまた種類も増やすことも出来ず、これだけの服でこんなに着まわしが出来るのよ!?と雑誌の特集でありそうなぐらい、似たような格好を余儀なくされているのである。
雑誌と違う点は、黒・白・グレーとどれも華やかとは言いがたい色使いの洋服である為、地味で小汚いことこの上ないところだ。

普段、大会社の中で色とりどりの煌びやかな女性達を見慣れているであろう彼の瞳には、私などさぞ野暮ったい女に見えることだろう。
しかも女として映っているならまだしも、景色と同化して見えている可能性はかなり高いと思われる。

でも好きなのよ・・・。

彼が来るようになってから、毎朝いつもより早く出勤し、OLの朝の雑用(お茶汲み・給湯室の流し掃除)を素早く済ませ、彼が出勤してくる時間を見計らってはトイレに立ち、アフターファイブの女の顔を作りこむ。

これはもちろん彼の為ではなく、自分の為以外の何者でもないのだが、そんな私の苦労をまったく介さない彼は(気付かれる方が嫌だが)
「おはようございます」
と私を一瞥してさっさと上の階へ。

どうやったら自然に近づくことが出来るのかしら?

仕事は私と全く繋がりがないし、上の階へ行くこともめったにない。
FAXが上の階にしかない為、前までFAXを頼まれようものなら、額に青筋立てて書類を引ったくっていたものだが、今は笑顔で受け付けるぐらいだ。
他はなんとか雑用をひねり出して、上に行くだけ。

しかしながらそんな私も、全く接点がないと嘆いているだけではなかった。
どうやら先輩F氏が、同じ仕事をしているというのである。
でかしたF!

そこで彼に彼女がいるかどうか(一応)色々と聞いてもらおうと思ったのだが(この辺りがせこい)、本人曰く、仕事が忙しくてそれどころではなかったため、未だに聞けずじまい。
しかも、仕事が終われば飲みになるであろう予測をつけて、
「飲みの時は誘ってくださいよ〜?」
とお願いしたにも関わらず、
「誘ってもいいけど・・・・いや無理だろ」と。
判るけどネ、判るけどネ!?確かに仕事に何も関係ない私がその場に行くのは、どう考えてもおかしいけどネッ!?
一蹴するなんてひどいじゃない・・・。

ファッキューF。
君は死んだほうがいいな。

そして指をくわえてみていることしか出来なかった一週間があっという間に過ぎ行き、先週金曜日、彼と同じ空間で過ごすラストデー。
想像通りなにもすることが出来きなかった私は、切ない思いを抱えながら、心の中で彼と別れを告げた。

のだが。
仕事が順調に進まなかったらしく、なんと今週も彼がいらっしゃることになったという。

嬉しい気持ちとは裏腹に、結局いつまで彼がいるのか分からない為、明日は来ないかもしれないと毎日ハラハラドキドキさせられる私は、結局最後まで何も出来ずにいるのだろうと思わずにはいられないが、何とかしたいとも思っているのも本心なのである。

神様が下さったチャンスとしか思えないこの状況。
何とかしたいのだが、実践すべきは恋のルールか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

わぁ。文章がごちゃごちゃだ。
後で秘密日記書きたいのだけど。
できたら。
ああもう、どうして意地っぱりなの私。
いつもいつも素直になれなくて、あなたを困らせてばかり。

「俺にどうしろっていうんだ。」
ごめんね。私にもわからない。

「どうしたいの?」
それもわからない。

無意味な言葉をずっと連ねて、でもあなたは笑ってくれるだけでいいの。
きっとあなただからこんなことが言えるのね。

昨日電話をかけたとき、あなたは周りに友達がいるからって
ちょっと迷惑そうだった。
そのあと

『電話もメールもほしいけど、電話に出られなかったり、メールの返事が
返せないときがあるのを分かってほしい』

ってメールをくれたけど、私は私だから。

『わかった。もう二度とメールも電話もしない』

それ以降、色んなメールをくれたけど、私は無視。

わかってるの。全部わかってるのよ。だからちっとも怒ってない。
でもなぜか意地をはってしまうのよ。

あなた私によく言うじゃない?
「すごく損な性格してるよね」って。

だからそのメールもなにもかも、私が本気じゃないってわかって。
私らしいって笑って。
嫌な女のままでいさせないで。

今日、風邪を引いてお休みしているあなた。
ねぇ、今日私があなたの家に行ったら、笑って迎えてくれるかしら。
何も言わなくてもわかってくれるかしら。
そして、忘れてくれるかしら。

私の嫌なところ全部。行為も全部。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

秘密日記に続きあります。
今日昨日と課長がいないので、かなりハッピー。

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索