先週一週間、ルックスダメ男しかいない我が社に、なんといい男が常駐していた。
細くスラリとしたスタイル。
明らかに仕立てのよさげな濃紺のスーツ。
何より私の心を捉えて離さないお洒落メガネ。
そしてメガネから覗くお顔の美しさ。
私は「どういう男がタイプなの?」と聞かれれば、即答で「メガネ!」と答える程メガネ君が大好きである。
しかし、当たり前のごとくメガネをかけていれば誰でもいいわけではなく、元がかっこいい男がメガネをかけているのが好きなわけで、メガネは単なるオプションにすぎない。
ただ、タイプ度80%以上の男性なら、メガネをかけることによって100%に上昇するぐらい、私の中ではメガネは大きな割合を占めている。
もちろん彼は、私のことをまだ把握しきれておらず、メガネなら誰でもいいと思っているらしい友達から紹介される彼らと違い、私の中で120%の地位を築きあげている程、タイプだった。
しかも彼のバックグラウンドもまた良かった。
仲のよい先輩F氏の話によると、キムタクがCMに起用されているPCメーカー(PCに限らないが)Fのグループ会社のジュニアで、今は同じグループの別の会社に勤めておいでだが、お家はさすがの名家。
確かに。
溢れんばかりの気品。
そしてノーブルな身のこなし。
しかしながら、彼はSEとしてやってきているわけで、一階に住まう私との接点と言えば、IDカードをお持ちでない彼に「おはようございます(はぁ〜と)」とドアを開けて差し上げることぐらいしかない為、身のこなし等については美化120%な気もしないでもないが、そんなことは些細なことだ。
私は彼に恋してしまった。
友達にその話をしたところ
「ジュニア?ジュニア系は遊んでるってー。毎晩こんなだよ?」
どかっと帝王座り。そして両手は女の腰に。
「しかも、普通に彼女もいるでしょ」
そうよね・・・。
もてるわよね。
ジュニアだし、あんなにかっこいいんだし。
モデルばりに綺麗な彼女もいて当然よね。
おまけに私はここ最近、急激に体の面積を増やしてしまったため、着れる服も少なくまた種類も増やすことも出来ず、これだけの服でこんなに着まわしが出来るのよ!?と雑誌の特集でありそうなぐらい、似たような格好を余儀なくされているのである。
雑誌と違う点は、黒・白・グレーとどれも華やかとは言いがたい色使いの洋服である為、地味で小汚いことこの上ないところだ。
普段、大会社の中で色とりどりの煌びやかな女性達を見慣れているであろう彼の瞳には、私などさぞ野暮ったい女に見えることだろう。
しかも女として映っているならまだしも、景色と同化して見えている可能性はかなり高いと思われる。
でも好きなのよ・・・。
彼が来るようになってから、毎朝いつもより早く出勤し、OLの朝の雑用(お茶汲み・給湯室の流し掃除)を素早く済ませ、彼が出勤してくる時間を見計らってはトイレに立ち、アフターファイブの女の顔を作りこむ。
これはもちろん彼の為ではなく、自分の為以外の何者でもないのだが、そんな私の苦労をまったく介さない彼は(気付かれる方が嫌だが)
「おはようございます」
と私を一瞥してさっさと上の階へ。
どうやったら自然に近づくことが出来るのかしら?
仕事は私と全く繋がりがないし、上の階へ行くこともめったにない。
FAXが上の階にしかない為、前までFAXを頼まれようものなら、額に青筋立てて書類を引ったくっていたものだが、今は笑顔で受け付けるぐらいだ。
他はなんとか雑用をひねり出して、上に行くだけ。
しかしながらそんな私も、全く接点がないと嘆いているだけではなかった。
どうやら先輩F氏が、同じ仕事をしているというのである。
でかしたF!
そこで彼に彼女がいるかどうか(一応)色々と聞いてもらおうと思ったのだが(この辺りがせこい)、本人曰く、仕事が忙しくてそれどころではなかったため、未だに聞けずじまい。
しかも、仕事が終われば飲みになるであろう予測をつけて、
「飲みの時は誘ってくださいよ〜?」
とお願いしたにも関わらず、
「誘ってもいいけど・・・・いや無理だろ」と。
判るけどネ、判るけどネ!?確かに仕事に何も関係ない私がその場に行くのは、どう考えてもおかしいけどネッ!?
一蹴するなんてひどいじゃない・・・。
ファッキューF。
君は死んだほうがいいな。
そして指をくわえてみていることしか出来なかった一週間があっという間に過ぎ行き、先週金曜日、彼と同じ空間で過ごすラストデー。
想像通りなにもすることが出来きなかった私は、切ない思いを抱えながら、心の中で彼と別れを告げた。
のだが。
仕事が順調に進まなかったらしく、なんと今週も彼がいらっしゃることになったという。
嬉しい気持ちとは裏腹に、結局いつまで彼がいるのか分からない為、明日は来ないかもしれないと毎日ハラハラドキドキさせられる私は、結局最後まで何も出来ずにいるのだろうと思わずにはいられないが、何とかしたいとも思っているのも本心なのである。
神様が下さったチャンスとしか思えないこの状況。
何とかしたいのだが、実践すべきは恋のルールか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わぁ。文章がごちゃごちゃだ。
後で秘密日記書きたいのだけど。
できたら。
細くスラリとしたスタイル。
明らかに仕立てのよさげな濃紺のスーツ。
何より私の心を捉えて離さないお洒落メガネ。
そしてメガネから覗くお顔の美しさ。
私は「どういう男がタイプなの?」と聞かれれば、即答で「メガネ!」と答える程メガネ君が大好きである。
しかし、当たり前のごとくメガネをかけていれば誰でもいいわけではなく、元がかっこいい男がメガネをかけているのが好きなわけで、メガネは単なるオプションにすぎない。
ただ、タイプ度80%以上の男性なら、メガネをかけることによって100%に上昇するぐらい、私の中ではメガネは大きな割合を占めている。
もちろん彼は、私のことをまだ把握しきれておらず、メガネなら誰でもいいと思っているらしい友達から紹介される彼らと違い、私の中で120%の地位を築きあげている程、タイプだった。
しかも彼のバックグラウンドもまた良かった。
仲のよい先輩F氏の話によると、キムタクがCMに起用されているPCメーカー(PCに限らないが)Fのグループ会社のジュニアで、今は同じグループの別の会社に勤めておいでだが、お家はさすがの名家。
確かに。
溢れんばかりの気品。
そしてノーブルな身のこなし。
しかしながら、彼はSEとしてやってきているわけで、一階に住まう私との接点と言えば、IDカードをお持ちでない彼に「おはようございます(はぁ〜と)」とドアを開けて差し上げることぐらいしかない為、身のこなし等については美化120%な気もしないでもないが、そんなことは些細なことだ。
私は彼に恋してしまった。
友達にその話をしたところ
「ジュニア?ジュニア系は遊んでるってー。毎晩こんなだよ?」
どかっと帝王座り。そして両手は女の腰に。
「しかも、普通に彼女もいるでしょ」
そうよね・・・。
もてるわよね。
ジュニアだし、あんなにかっこいいんだし。
モデルばりに綺麗な彼女もいて当然よね。
おまけに私はここ最近、急激に体の面積を増やしてしまったため、着れる服も少なくまた種類も増やすことも出来ず、これだけの服でこんなに着まわしが出来るのよ!?と雑誌の特集でありそうなぐらい、似たような格好を余儀なくされているのである。
雑誌と違う点は、黒・白・グレーとどれも華やかとは言いがたい色使いの洋服である為、地味で小汚いことこの上ないところだ。
普段、大会社の中で色とりどりの煌びやかな女性達を見慣れているであろう彼の瞳には、私などさぞ野暮ったい女に見えることだろう。
しかも女として映っているならまだしも、景色と同化して見えている可能性はかなり高いと思われる。
でも好きなのよ・・・。
彼が来るようになってから、毎朝いつもより早く出勤し、OLの朝の雑用(お茶汲み・給湯室の流し掃除)を素早く済ませ、彼が出勤してくる時間を見計らってはトイレに立ち、アフターファイブの女の顔を作りこむ。
これはもちろん彼の為ではなく、自分の為以外の何者でもないのだが、そんな私の苦労をまったく介さない彼は(気付かれる方が嫌だが)
「おはようございます」
と私を一瞥してさっさと上の階へ。
どうやったら自然に近づくことが出来るのかしら?
仕事は私と全く繋がりがないし、上の階へ行くこともめったにない。
FAXが上の階にしかない為、前までFAXを頼まれようものなら、額に青筋立てて書類を引ったくっていたものだが、今は笑顔で受け付けるぐらいだ。
他はなんとか雑用をひねり出して、上に行くだけ。
しかしながらそんな私も、全く接点がないと嘆いているだけではなかった。
どうやら先輩F氏が、同じ仕事をしているというのである。
でかしたF!
そこで彼に彼女がいるかどうか(一応)色々と聞いてもらおうと思ったのだが(この辺りがせこい)、本人曰く、仕事が忙しくてそれどころではなかったため、未だに聞けずじまい。
しかも、仕事が終われば飲みになるであろう予測をつけて、
「飲みの時は誘ってくださいよ〜?」
とお願いしたにも関わらず、
「誘ってもいいけど・・・・いや無理だろ」と。
判るけどネ、判るけどネ!?確かに仕事に何も関係ない私がその場に行くのは、どう考えてもおかしいけどネッ!?
一蹴するなんてひどいじゃない・・・。
ファッキューF。
君は死んだほうがいいな。
そして指をくわえてみていることしか出来なかった一週間があっという間に過ぎ行き、先週金曜日、彼と同じ空間で過ごすラストデー。
想像通りなにもすることが出来きなかった私は、切ない思いを抱えながら、心の中で彼と別れを告げた。
のだが。
仕事が順調に進まなかったらしく、なんと今週も彼がいらっしゃることになったという。
嬉しい気持ちとは裏腹に、結局いつまで彼がいるのか分からない為、明日は来ないかもしれないと毎日ハラハラドキドキさせられる私は、結局最後まで何も出来ずにいるのだろうと思わずにはいられないが、何とかしたいとも思っているのも本心なのである。
神様が下さったチャンスとしか思えないこの状況。
何とかしたいのだが、実践すべきは恋のルールか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わぁ。文章がごちゃごちゃだ。
後で秘密日記書きたいのだけど。
できたら。
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